上と外〈1〉 素晴らしき休日
中南米、ジャングルと遺跡と軍事政権の国。
4人の元家族を待つのは後戻りできない〈決定的な瞬間〉だった。
両親の離婚で別れて暮らす元家族が年に一度、集う夏休み。
中学生の楢崎練は久しぶりに会う妹、母とともに、考古学者の父がいる中央アメリカまでやってきた。
「後悔っていうのは、この世で一番くだらないもんの1つだ。何も産み出さないし一銭にもなりゃしない。成功も失敗も1つの過程、1つの結果に過ぎないんだよ。そこでおしまいじゃない。長い長い流れの途中なんだ。成功と失敗に人は一喜一憂するが、どちらにも必ず原因がある。後悔したり愚痴を言ったり自慢する暇があったら、じっくり冷静に原因を考えるんだな。その方がよほど時間を有効に使える。人生は、何もしないでいるには長いが、何かをやりとげるには短い。
「スペイン語は神と話す言葉なんだよ。昔、僕が教わった教師が言ってたんだけどね。ビジネスは英語、愛をささやくならフランス語、歌うならイタリア語、そして、神と話すならスペイン語なんだって。」
「あのなあ、じっくりといいものを作るのも大事だけど、時には何よりもスピードが優先される時があるんだ。今、死にそうな病人がいて、一刻も早く病院に運ばなければならない。仕事の質は悪くなっても、どうしても早さが優先し、期限に間に合わせることが一番大事な時があるんだ。何かをする時には、それがどういう仕事かを考えるんだ。質が大事なのか、速さが大事なのか。今やらなければならないのか、長い時間をかけてやった方がいいのか。それを常に考えていないと、時間は無駄にどんどん過ぎていく。人生は何かをやりとげるには短すぎるんだよね。」
書き下ろしの第一巻。
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久々に思い立ったので、ちょっと前に読んだ本をご紹介。
といってもこれ、2度読みなんだけど。
たびたび紹介している恩田陸さんの、冒険もの(?)小説「上と... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2006年07月10日 16:07
» 「上と外1」恩田陸 from ブログ。うめみん/岳谷鈴女。
上と外〈1〉素晴らしき休日幻冬舎このアイテムの詳細を見る
本が薄い。
恩田陸氏の本にしては薄い。
と思ったら全6巻でまあふつうか。
第1巻。
家族崩壊... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2006年11月01日 17:38





