夏の名残りの薔薇

夏の名残りの薔薇
夏の名残りの薔薇

・読み : なつのなごりのばら
・著者 : 恩田 陸
・発行 : 文藝春秋
・発行日 : 2008/3/7
・定価 : 620円

沢渡三姉妹が山奥のクラシック・ホテルで毎年秋に開催する、豪華なパーティ。

参加者は、姉妹の甥の嫁で美貌の桜子や、次女の娘で女優の瑞穂など、華やかだが何かと噂のある人物ばかり。

不穏な雰囲気のなか、関係者の変死事件が起きる。
これは真実なのか、それとも幻か?

巻末に杉江松恋氏による評論とインタビューも収録。



いのちのパレード

いのちのパレード

・読み : いのちのぱれーど
・著者 : 恩田 陸
・発行 : 実業之日本社
・発行日 : 007/12/14
・定価 : 1,575 円

人気作家恩田陸が今なお影響を受け続ける名シリーズ“異色作家短篇集”へのオマージュ。

イマジネーション豊かで摩訶不思議な作品集。



木洩れ日に泳ぐ魚

木洩れ日に泳ぐ魚

・読み : こもれびにおよぐさかな
・著者 : 恩田 陸
・発行 : 中央公論新社
・発行日 : 2007/07
・定価 : 1,470円

一組の男女が迎えた最後の夜。
明らかにされなければならない、ある男の死。

それはすべて、あの旅から始まった――。

運命と記憶、愛と葛藤が絡み合う、恩田陸の新たな世界。



朝日のようにさわやかに

朝日のようにさわやかに

・読み : あさひのようにさわやかに
・著者 : 恩田 陸
・発行 : 新潮社
・発行日 : 2007/03
・定価 : 1,470円

ビールについての冒頭から、天才トランペッターや心太へ話題は移り、最後は子供の頃に抱いていた謎の解明へと至る―。

虚実の狭間を、流れる意識のごとく縦横に語る表題作他、ホラー、ミステリ、SF、ショートショート等々、恩田陸のあらゆる魅力がたっぷり詰まった、物語の万華鏡。

怖い思いをしたい人、謎解きのスリルを味わいたい人、じんわり感動したい人、全てのリクエストに応えます! 読書の喜びを詰め込んだ、物語の玉手箱。



中庭の出来事

中庭の出来事

・読み : なかにわのできごと
・著者 : 恩田 陸
・発行 : 新潮社
・発行日 : 2006/11
・定価 : 1,785円

瀟洒なホテルの中庭。
こぢんまりとしたパーティの席上で、気鋭の脚本家が不可解な死を遂げた。
周りにいたのは、次の芝居のヒロイン候補たち。
自殺? それとも他殺? 芝居とミステリが融合した、謎が謎を呼ぶ物語のロンド。



チョコレートコスモス

チョコレートコスモス

・読み : ちょこれーとこすもす
・著者 : 恩田 陸
・発行 : 毎日新聞社
・発行日 : 2006/03/15
・定価 : 1,680円

演じる者だけが見ることのできる、畏るべき世界。
2人の少女が繰り広げる華麗で激しい演劇バトル。新・恩田ワールド。

演劇界における伝説的なプロデューサー芹澤泰治郎が、10年の空白を経て新作舞台を手がけるというウワサから物語ははじまる。
ベテランから新人まで入り乱れるオーディション。
演じる者だけが見ることのできる戦い。

チョコレートコスモス(ブラックコスモス)の花言葉は、「恋の終わり」。
恩田陸は役者もわかるのか!?



ネクロポリス 下

ネクロポリス 下

・読み : ねくろぽりす
・著者 : 恩田 陸
・発行 : 朝日新聞社
・発行日 : 2005/10
・定価 : 1,890円

上巻にひきつづき。



ネクロポリス 上

ネクロポリス 上

・読み : ねくろぽりす
・著者 : 恩田 陸
・発行 : 朝日新聞社
・発行日 : 2005/10
・定価 : 1,890円

死者が現われる土地――アナザー・ヒルで起こる連続殺人、そして「ヒガン」という不可思議な儀式。

東洋と西洋、過去と現在、 生と死、あらゆる境界線が揺らぐ世界観を、いまだかつてないスケールで描いた最新作が登場。

物語の舞台は、アナザー・ヒル。そこは英国による植民地支配後、日本の文化が移入した歴史をもつ極東の島国V.ファーの聖地で、死者たちが現世に実体ある存在として還ってくるというのだ。

そして、死者たちがやって来る「ヒガン」という祝祭の期間、V.ファーの国民は、彼らを『お客さん』として温かく迎えることが風習となっている。

英国と日本の文化や風習が奇妙に混ざり合うV.ファーの国民は、みな「推理好き」で、「ゴシップ好き」。そこに今年は、「切り裂きジャック」ならぬ「血塗れジャック」という連続猟奇殺人事件が世間を賑わせ、誰もが犯人探しに躍起になっていた。

けれども「ヒガン」になれば、犯人が分かる。なぜなら、『お客さん』は嘘をつかない存在なのである。

物語の主人公ジュンイチロウは、東京大学で文化人類学を専攻する大学院生。フィールドワークのため親戚を頼ってアナザー・ヒルにやってきたのだが、そこで彼が出会うのは、不可思議な風習の数々、恐ろしい儀式や天変地異、さらには新たな殺人事件だった。



ユージニア

ユージニア

・読み : ゆーじにあ
・著者 : 恩田 陸
・発行 : 角川書店
・発行日 : 2005/02
・定価 : 1,785円

あの夏、青沢家で催された米寿を祝う席で、 十七人が毒殺された。

ある男の遺書によって、一応の解決をみたはずの事件。
町の記憶の底に埋もれた大量殺人事件が、年月を経てさまざまな視点から再構成される。



Q&A

Q&A

・読み : きゅーあんどえー
・著者 : 恩田 陸
・発行 : 幻冬舎
・発行日 : 2004/06
・定価 : 1,785円

これからあなたに幾つかの質問をします。
ここで話したことが外に出ることはありません。

2002年2月11日(祝)午後2時過ぎ、都内郊外の大型商業施設において重大死傷事故発生。
死者69名、負傷者116名。未だ事故原因を特定できず。

次々に招喚される大量の被害者、目撃者。
しかし食い違う証言。店内のビデオに写っていたものは?
立ちこめた謎の臭いは?
ぬいぐるみを引きながら歩いてた少女の姿は?
はたして、これは事件なのか、それとも単なる事故か?

謎が謎を呼ぶ恩田陸ワールドの真骨頂!



禁じられた楽園

禁じられた楽園

・読み : きんじられたらくえん
・著者 : 恩田 陸
・発行 : 徳間書店
・発行日 : 2004/04
・定価 : 1,890円

大学生・平口捷は、同級生で世界的天才美術家・烏山響一から招待を受けた。

聖地・熊野の大自然の中に作られた巨大な「野外美術館」へと。

めくるめく幻想ホラー。

『問題小説』連載に、大幅に加筆・修正を加えて単行本化。



黄昏の百合の骨

黄昏の百合の骨

・読み : たそがれのゆりのほね
・著者 : 恩田 陸
・発行 : 講談社
・発行日 : 2004/03
・定価 : 1,785円

「自分が死んでも、水野理瀬が半年以上ここに住まない限り家は処分してはならない」

亡き祖母の奇妙な遺言に従い、「魔女の館」と噂される洋館に、理瀬は、やってきた。

洋館の周りで次々に事件が!

『メフィスト』連載を単行本化。



まひるの月を追いかけて

まひるの月を追いかけて

・読み : まひるのつきをおいかけて
・著者 : 恩田 陸
・発行 : 文藝春秋
・発行日 : 2003/09
・定価 : 1,680円

失踪した一人の男を探して、奈良を旅する二人の女。

それぞれの過去と現在を手探りしながら続く、奇妙な旅の行き着く先は?
夢と現実が交錯する旅物語。

『オール読物』連載を単行本化。



ねじの回転

ねじの回転

・読み : ねじのかいてん
・著者 : 恩田 陸
・発行 : 集英社
・発行日 : 2002/12
・定価 : 1,680円

人類を悲惨な運命から救うべく、国連に歴史の介入点に選ばれた1936年2月26日、東京。

時間遡行によって歴史を修復するため選ばれた安藤大尉らには別の思惑が。

「不一致。再生を中断せよ。」

近未来の国連によって、もう一度歴史をなぞることになった2.26事件の首謀者たち。彼らは国連の意図に反して、かつての昭和威信を成功させようとするが・・・

恩田陸渾身の歴史SF。

【二・二六事件】
1936年2月26日、陸軍皇道派青年将校らが国家改造、統制派打倒を目指し、約千五百名の部隊を率いて首相官邸などを襲撃したクーデター事件。内大臣斎藤実、大蔵大臣高橋是清、教育総監渡辺錠太郎を殺害、永田町一帯を占拠。翌日戒厳令公布。29日に無血で鎮圧、事件後、粛軍の名のもとに軍部の政治支配力は著しく強化された。

舞台は近未来の日本と昭和初期の日本。
事件の首謀者、鎮圧する陸軍幹部、首相を守る秘書官、海軍、昭和天皇などそれぞれの立場での考えや行動、心理が詳細に書かれていて非常に興味を引かれた。
SFの部分はもちろん良かったが、青年将校と陸軍幹部との交渉過程などSF要素以外の歴史の部分が単なるおまけではなく小説の構成要素として重要になっておりお勉強ものとしても楽しめる。

場面場面を切り取り、時間差を利用して配置する典型的な手法ではあるが、基本がきっちりできている感じがして安心して楽しめる。ハッカーが絡んでくる部分などはなくてもよかったかな程度であるが、物語に勢いをつける為に必要だったんでしょう。

所詮、魔法など人間には福音とならない。
500P弱と結構厚めではあるが、ぐぐっとのめり込めるため勢いさえあれば読みこなせる。



ロミオとロミオは永遠に

ロミオとロミオは永遠に

・読み : ろみおとろみおはえいえんに
・著者 : 恩田 陸
・発行 : 早川書房
・発行日 : 2002/11
・定価 : 1,890円

日本人だけが地球に居残る近未来。

エリートへの近道は「大東京学園」の卒業総代になること。
苛酷な受験レースを潜り抜けたアキラとシゲルを待ち受けていたキャンパスとは。

絶望に満ちた学園からの、郷愁と哄笑の大脱走劇。



劫尽童女

劫尽童女

・読み : こうじんどうじょ
・著者 : 恩田 陸
・発行 : 光文社
・発行日 : 2002/04
・定価 : 1,575円

この世のものならぬ真実。
我々の持ち得ぬ叡知。
この少女は人間なのか?

タカの視覚、犬の嗅覚、イルカの聴覚、豹の運動能力、渡り鳥の方向感覚。
それらをうまく「栽培」し、グレードアップさせられればどうだろう?
使いやすくコントロールできるようになったら便利なのではないか?
その能力を駆使し、ソフト化するということは不可能だろうか?
ラットや豚を使い、人間の臓器のパーツを「栽培」することはすでに実用化が射程内に入っている。
彼らの能力も「栽培」し、人間にフィードバックすることが可能なのでは?

父・伊勢崎博士の手で容易ならぬ超能力を与えられた少女・遙。
彼ら親子は、属していた秘密組織「ZOO」から逃亡していた。
そして、七年を経て、組織の追ってにより、再び戦いの中へ身を投じることに!
激闘で父を失った遙は、やはり特殊能力を持つ犬・アレキサンダーと孤児院に身を潜めるが・・・
成長する少女。彼女の行く手に待つのは何か?



黒と茶の幻想

黒と茶の幻想

・読み : くろとちゃのげんそう
・著者 : 恩田 陸
・発行 : 講談社
・発行日 : 2001/12
・定価 : 2,100円

目の前に、こんなにも雄大な森がひろがっているというのに、あたしは見えない森のことを考えていたのだ。
どこか狭い場所で眠っている巨大な森のことを。
学生時代の同級生だった利枝子、彰彦、蒔生、節子。
卒業から十数年を経て、4人はY島へ旅をする。
太古の森林の中で、心中に去来するのは閉ざされた「過去」の闇。旅の終わりまでに謎の織りなす綾は解けるのか……?

華麗にして「美しい謎」の最高長編。



ドミノ

ドミノ

・読み : ドミノ
・著者 : 恩田 陸
・発行 : 角川書店
・発行日 : 2001/07
・定価 : 1,470円

2つの紙袋が偶然入れ違うという小さなできごとが、まさにドミノ倒しのごとく、しだいに大事件へと膨れあがっていく様子をコミカルに描いたスラップスティック・コメディである。

7月のある蒸し暑い午後、営業成績の締め切り日を迎え色めき立つ生命保険会社から、差し入れ買い出しのためにOLが東京駅に向かって走りだす。

ここを物語の出発点として、ミュージカルのオーディションを受ける母娘、俳句仲間とのオフ会のため初めて上京した老人、ミステリーの会の幹事長のポストを推理合戦によって決めようとする学生たち、従妹の協力のもと別れ話を成功させようともくろむ青年実業家、訪日中のホラー映画監督など、さまざまな人間が複雑に絡みあうなかで、物語は日本中を揺るがす大事件へと発展していく。

状況ごとにかき分けられたプロット同士が因果律によって綿密にリンクしあい、登場人物の内面に深く入り込んだ視点によってできごとが相互主観的に語られていく。

登場人物が東京駅に集うクライマックスに向けて、ジェットコースターに乗っているかのような気分で一気に読ませる手練には驚嘆せざるを得ない。



MAZE めいず

MAZE めいず

・読み : めいず
・著者 : 恩田 陸
・発行 : 双葉社
・発行日 : 2001/02
・定価 : 1,575円

ここはアジアの西の果て。

深い谷を越えると突然、白い荒野が現れる。
丘の上にはその昔「存在しない場所」または「あり得ぬ場所」と呼ばれる、白い矩形の構造物があった。
これまでに何人もの人間がそこに入り込んだきり戻ってこないという、曰くつきの場所である。

そして、長い長い歳月が経ち…時は現代。
神原恵弥、時枝満、スコット、セリムの4人がこの地へとやってきた。
ミッションは「人間消失のルール」の謎を解き明かすこと。



puzzle

puzzle

・読み : パズル
・著者 : 恩田 陸
・発行 : 祥伝社
・発行日 : 2000/10
・定価 : 400円

学校の体育館で発見された餓死死体。

高層アパートの屋上には、墜落したとしか思えない全身打撲死体。

映画館の座席に腰掛けていた感電死体。

コンクリートの堤防に囲まれた無機質な廃墟の島で見つかった、奇妙な遺体たち。しかも、死亡時刻も限りなく近い。
偶然による事故なのか、殺人か?この謎に挑む二人の検事の、息詰まる攻防を描く驚愕のミステリー。



月の裏側

月の裏側

・読み : つきのうらがわ
・著者 : 恩田 陸
・発行 : 幻冬舎
・発行日 : 2000/03
・定価 : 1,890円

九州の水郷都市・箭納倉。

ここで三件の失踪事件が相次いだ。

消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたのだ、記憶を喪失したまま。
まさか宇宙人による誘拐か、新興宗教による洗脳か、それとも?

事件に興味を持った元大学教授・協一郎らは〈人間もどき〉の存在に気づいた。



木曜組曲

木曜組曲

・読み : もくようくみきょく
・著者 : 恩田 陸
・発行 : 徳間書店
・発行日 : 1999/11
・定価 : 1,680円

耽美派女流作家の巨匠、重松時子が薬物死を遂げてから、すでに四年。

彼女と縁の深い女たちが、今年もうぐいす館に集まり、時子を偲ぶ宴が催された。
なごやかなはずの五人の会話は、謎のメッセージをきっかけにいつしか告発と告白の嵐に飲み込まれ、うぐいす館の夜は疑心暗鬼のまま、更けてゆく。
やがて明らかになる、時子の死の真相とは?

待望の長篇ミステリー。



不安な童話

不安な童話

・読み : ふあんなどうわ
・著者 : 恩田 陸
・発行 : 祥伝社
・発行日 : 1999/04
・定価 : 580円

「あなたは母の生まれ変わりです」

大学教授秘書の古橋万由子は、二十五年前に変死した高槻倫子高槻倫子の遺子にそう告げられた。

発端は彼女の遺作展会場で、万由子が強烈な既視感に襲われ、「鋏が…」と叫んで失神したことだった。
実は、倫子は鋏で首を刺されて殺されたのだ。

万由子は本当に倫子の記憶を持つのか?真相を探る彼女に、奇怪な事件が襲いかかる。



三月は深き紅の淵を

三月は深き紅の淵を

・著者 : 恩田 陸
・発行 : 講談社
・発行日 : 1997/07
・定価 : 1,890円

その本はたった一人にだけ、たった一晩だけしか他人に貸してはなりません。
かつて一度でも、むさぼるように本を読む幸せを味わったことのある人に。

鮫島巧一は趣味が読書という理由で、会社の会長の別宅に二泊三日の招待を受けた。
彼を待ち受けていた好事家たちから聞かされたのは、その屋敷内にあるはずだが、
十年以上探しても見つからない稀覯本『三月は深き紅の淵を』の話。
たった一人にたった一晩だけ貸すことが許された本をめぐる珠玉のミステリー。

第一章 「待っている人々」
第二章 「出雲夜想曲」
第三章 「虹と雲と鳥と」
第四章 「回転木馬」

「三月は深き紅の淵を」を書くにあたり、とりあえず「外側」の四つの話と、「内側」の四つの話を考えた。これは、「三月は深き紅の淵を」という謎の四部作の小説を巡る話なので、「内側」の話がつまらないのは嫌だな、と思ったのである。

そこで、前から書きたいと思っていた本物の小説の粗筋をそのまま使うことにした。
さて、「外側」はどうしようかと考えて、ある程度「内側」の四部作と二重写しになるようにしようとは思ったが、そのまま重ねても芸がないなと悩んだ。劇中劇もの、入れ子式小説というのが、巷で流行りまくっていたので、気恥ずかしかったというのもある。

漠然と考えていた企画は、第一章「待っている人々」では、「三月は深き紅の淵を」という小説は存在しないことになっており、第二章「出雲夜想曲」では実際に存在していることになっており、第三章「虹と雲と鳥と」ではこれから書かれようとしているところの話、第四章「回転木馬」では、この小説を作者が今まさに書こうとしているところ、というものだった。


 

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