夏の名残りの薔薇
山奥のクラシックなホテルで、毎秋開かれる豪華なパーティ。
その年、不吉な前兆とともに、次々と変死事件が起こった。
果たして犯人は。
『別冊文芸春秋』連載を単行本化。
クレオパトラの夢
追い求めているものは「伝説」なのか?
北国の街に交錯する、密やかな思惑と駆け引き。
無限のイメージが、遠い記憶を呼び覚ます。
01年刊「MAZE」に続くシリーズ第2弾。
『小説推理』掲載に加筆、訂正をして単行本化。
象と耳鳴り
「あたくし、象を見ると耳鳴りがするんです」
退職判事関根多佳雄が博物館の帰りに立ち寄った喫茶店。
カウンターで見知らぬ上品な老婦人が語り始めたのは、少女時代に英国で遭遇した、象による奇怪な殺人事件だった。
だが婦人が去ったのち、多佳雄はその昔話の嘘を看破した。
蝶ネクタイの店主が呟く彼女の真実。
そしてこのささやかな挿話には、さらに意外な結末が待ち受けていた。
ねじれた記憶、謎の中の謎、目眩く仕掛け、そして意表を衝く論理!ミステリ界注目の才能が紡ぎだした傑作本格推理コレクション。
12編の連作本格推理コレクション。
1. 曜変天目の夜
2. 新・D坂の殺人事件
3. 給水塔
4. 象と耳鳴り
5. 海にゐるのは人魚ではない
6. ニューメキシコの月
7. 誰かに聞いた話
8. 廃園
9. 待合室の冒険
10. 机上の論理
11. 往復書簡
12. 魔術師







