蛇行する川のほとり 〈3〉
彼女たちは、何かを隠している。
何か大きくて、重く冷たいものを。
書き下ろし学園ミステリー完結篇。
蛇行する川のほとり 〈2〉
運命の歯車が回り始めた。
あの遠い夏の日と同じように。
毯子の過去に隠された驚愕の真実とは!?
書き下ろし学園ミステリー第2弾。
蛇行する川のほとり 〈1〉
目を閉じれば、今もあの風景が目に浮かぶ。
ゆるやかに蛇行する川のほとりに、いつもあのぶらんこは揺れていた。
私たちはいつもあそこにいた。
あの夏、あの川のほとりで、少女達に何が起きたのか?
書き下ろし3部作第1弾。
上と外〈6〉 みんなの国
史上最悪の大地震と火山噴火で練の恐怖の針は振切れた。
もう何もかも終わりだ!
神は二人を見捨てたのか!?
兄弟は再会できるのか?
そして家族は?
息もできない緊迫と感動の最終巻。
上と外〈5〉 楔が抜ける時
練は持ち前の勇気と機転で「儀式」を終え、すぐさま軟禁中の妹のもとに向かうが千華子は…。
革命新政府は「楔が抜けるまでこの状態は続く」と発表。
が、この「楔」は何を意味するのか?
賢と千鶴子はヘリコプターでの捜索を開始したが困難をきわめた。
その時、国全体をさらに揺るがす、とんでもないことが起こりつつあった。
最高潮の第五巻。
著者のことば
「読者の皆様、書店の皆様。いつもお世話になっております。第五巻の刊行を遅延させてしまったことを深くお詫び申し上げます。この小説が当初、予告していた全五巻で終わらなかったことにも深くお詫び申し上げます。次回は本当に最終回のはずです。」
残りあと1巻!
上と外〈4〉 神々と死者の迷宮 (下)
千華子を人質にとられ、練はニコと名乗る少年から危険なマヤの儀式への参加を強要された。
それは、少年たちがつねに背後に獰猛な獣の気配を感じながら、生き残りをかけて争う過酷なレースだった。
刻一刻、過ぎてゆく時間。失意と恐怖の中で、練に残された制限時間はあとわずかしかない。
脱落すれば千華子の命が…。
もう後戻りできない第四巻。
上と外〈3〉 神々と死者の迷宮 (上)
誰かに見られてる、誰もいるはずのないジャングルの中で…。
得体のしれない不安を抱えつつ歩き続ける練と千華子は、その入口に深い闇をたたえる遺跡を見つけた。
そこでの束の間の休息。
しかしすぐに疲労困憊する千華子の身に異変が起こった。
それを待ち受けるかのように現れた新たな謎。
そしてついには練の身にも…。
緊張と興奮の第三巻。
不安から身を守ろうとすると、感情が麻痺するのだ。しかし、感情が麻痺していくのと反比例するかのように皮膚感覚は過敏になっていく。
何日も野宿をして、常に過度の緊張感を強いられていたせいか、背中の一部や首の後が鋭敏になっている。その部分が周囲に対するセンサーになっているのだ。
遥か後方で、何かが動いても、即座に気付くだろう。
第1、2巻と同じく150ページくらいなので読みやすい。
どんどん深くなっているのではまっていきます。
上と外〈2〉 緑の底
G国で軍事クーデター勃発。
楢崎練の帰りを待つ祖父ら家族は突然の報に不安を募らせた。
一方、決起グループに隔離監視された賢と千鶴子は子供たちの無事をすべなく願った。
その頃ヘリコプターから落下した練と千華子は密林を彷徨する。
疲労困憊する中で二人が聞いた轟音。
そこで見たものは!?
ノンストップの面白さで息もつかせぬ第二巻。
一流のひとは、道具や対象に向かった時に適度な距離感がある。人間は、誰かと話すときにある程度の距離を置く。その距離を越えて近くに踏み込まれると、なれなれしいと感じたり圧迫感を覚えたりする。逆に、それよりも遠くなるとよそよそしいとか他人行儀だと感じたりする。
道具やモノにも、それぞれ固有の縄張りのような空間があり、その道具に対する技能が習熟していないひとは、近寄りすぎてその道具の持つ縄張りに侵入してしまっているのだ。楽器のうまい人を想像すればわかり易いだろう。ギターでもピアノでも、上手なひとは楽器にかぶりついたりはしない。
ほどほどの距離を置き、楽器全体をふわりと包み込んでいるように見える。楽器の持つ縄張りに引きずり込まれずに、自分の縄張りと調和させている。おのれの技能を客観視することができると言ってもいいだろう。職人もそうだ。道具とほどよい距離を置き、自分の技能を客観的にコントロールする。
抑制された、コンスタントな緊張感を保ちつつリラックスする。
第1巻と同じく150ページくらいなので読みやすい。
どんどん深くなっているのではまっていきます。
上と外〈1〉 素晴らしき休日
中南米、ジャングルと遺跡と軍事政権の国。
4人の元家族を待つのは後戻りできない〈決定的な瞬間〉だった。
両親の離婚で別れて暮らす元家族が年に一度、集う夏休み。
中学生の楢崎練は久しぶりに会う妹、母とともに、考古学者の父がいる中央アメリカまでやってきた。
「後悔っていうのは、この世で一番くだらないもんの1つだ。何も産み出さないし一銭にもなりゃしない。成功も失敗も1つの過程、1つの結果に過ぎないんだよ。そこでおしまいじゃない。長い長い流れの途中なんだ。成功と失敗に人は一喜一憂するが、どちらにも必ず原因がある。後悔したり愚痴を言ったり自慢する暇があったら、じっくり冷静に原因を考えるんだな。その方がよほど時間を有効に使える。人生は、何もしないでいるには長いが、何かをやりとげるには短い。
「スペイン語は神と話す言葉なんだよ。昔、僕が教わった教師が言ってたんだけどね。ビジネスは英語、愛をささやくならフランス語、歌うならイタリア語、そして、神と話すならスペイン語なんだって。」
「あのなあ、じっくりといいものを作るのも大事だけど、時には何よりもスピードが優先される時があるんだ。今、死にそうな病人がいて、一刻も早く病院に運ばなければならない。仕事の質は悪くなっても、どうしても早さが優先し、期限に間に合わせることが一番大事な時があるんだ。何かをする時には、それがどういう仕事かを考えるんだ。質が大事なのか、速さが大事なのか。今やらなければならないのか、長い時間をかけてやった方がいいのか。それを常に考えていないと、時間は無駄にどんどん過ぎていく。人生は何かをやりとげるには短すぎるんだよね。」
書き下ろしの第一巻。













